セレンディピティ
こんばんは。今日の上川地方は気温は上がったものの、雲が多い一日でした。
さて、今回は、どんなタイトルをつけようかと悩んだのですが、ごくごく当たり前のことを書きます。
「行動量は裏切らない」「量は質を生む」これは営業をやっていると最初に教わる格言といえるでしょう。実際私も、駆け出しのころはひたすら数をこなし、”打席数”にこだわりました。そして結果もついてきました。一方で、現在の営業の世界ではあまり行動量について語られることは少なくなってきたように思います。それよりも”効率””生産性”などが叫ばれ、頭を使って短い道でゴールに到達することが美徳とされるようになってきています。もちろん否定しませんが、やはり、一度は自分を限界まで追い込み、量を極めた人が次のステップに進むときに、効率化に挑んでほしいなと思います。
ご新規様の飛び込み営業を例にとります。たくさん新規飛び込みを続けていると当たり前ですが、必ずいいことが起きます。偶然?みたいなラッキーも起きます。既存客の社長がちょうど遊びにきていて、その場で商談が決まったり、たまたま他媒体で効果がなくて変更を考えていたところだったり、それは行動量が少ないとほぼ起きないので、本当の偶然ですが、たくさん行動していて起こる偶然は、もはや必然と言えるかもしれません。また営業スキルも勝手に身に付きます。毎日毎日たくさんの飛び込み営業を続けていると、本当に様々なタイプの社長とお話ができるため、対応力が勝手に身についていきます。そういう営業マンは人間味にあふれた魅力ある人物に成長していきます。DMやメールを大量に投下して得られるスキルとは比べ物になりません。
ノーベル賞をとった学者さんが言っていましたが、日々の不断の努力、地道な基礎研究を積み重ねていくと、”セレンディピティ”が起こるのだと。イチロー選手が言っていた名言「小さなことを積み重ねることが、とんでもないところへ行くただ一つの道」とも似ていますね。最初から楽をしようとしても、どこかで行き詰まる。よって努力を惜しまず、まずは行動量にこだわっていくということは普遍の真理だと私は信じています。
成長意欲に年齢は関係ありません。明日も元気に飛び込みます!それでは明日もがんばりましょう。