ローデータを見よう!
皆様こんばんは。
今日は、ローデータを見る大切さについて書いてみます。
例えば、『うちの社員の平均年収は1000万円です!』という謳い文句の会社があったとしても、実際にほとんどが1000万円前後の社員で構成されている会社もあれば、一部の社員が高額な年俸を稼いでいて、多くの社員は安い年収で我慢を強いられている会社もあります。当たり前の話ですね。
しかし、実際に自分自身がお客様や社内プレゼンのためにグラフや表を作る時、ちゃんとローデータ(元の生データ)を確認していますか?
意外と確認している方が少ないというのが私の印象です。ローデータには様々な興味深いメッセージが込められています。そして現実がよく見えてきます。
例えば中古車のネット広告の反響値をまとめたグラフを作る際に、売れ筋の車が80万円から100万円のゾーンだとしましょう。しかしそのまま資料に落とし込むのは大変危険です。ローデータをみると、明らかに一台だけ安すぎる車が含まれていて、大半の反響をその一台が稼いでいました。これはローデータを確認しないとわからないことです。
大前提、データをみる時には、異常な値に気づくことが大切です。あれ?この数値いつもと違うな、この数値は明らかに高すぎるな、いつもデータを見ている人はこのような違和感を覚えます。普段見ていない人はこの異常値に気付きません。
またローデータをよく見ている人は、実際の営業現場や社内での会話においても、とても深みのある納得感のある説明ができます。時間はかかりますが、ローデータを読み込むメリットは本当にたくさんありますので、ぜひ積極的にローデータを覗きに言って見て下さい!