客先でタブーな話題は?
皆様こんにちは。今日は営業先でタブーな話題について検証してみます。
よく言われるのは、①政治の話題 ②宗教の話題 ③プロ野球の話題 ですね。
実際どうなのでしょうか。大前提無理にこの手の話をする必要はないと思います。私は、あまり気にせず話題にする方ですが、最初から自分の支持政党や贔屓にするプロ野球球団の話はしません。政治の話であれば、最近の話題から軽く振ってみることで、様子を伺っていきます。
『市長選挙だいぶ激戦のようで盛り上がってきましたねー。どうなるんでしょうね。』
『北海道もコロナがまただいぶ増えてきましたね。また緊急事態宣言を出すのでしょうか。』
など、どちらに転んでも対応できる話題の広げ方をして、社長の考え方を伺います。その上で、平均台の上を左右バランスを取りながら歩いていくような感じで、どちらにも振り切らずに話を進めていきます。
政治の話で一番気をつけるのは、左(リベラル・革新)寄りの考え方を持っている方なのか?右(保守的)寄りな考え方を持っている方なのかを、ある程度見極めることです。
判断の一つは支持政党や購読新聞、考え方など。
自民党や最近だと日本維新の会などの支持者の方、読売・産経新聞購読者などは比較的保守・右寄りの傾向が強いです。
・国を守るために命をかけて戦ってくれたご先祖様を参るために靖国神社に行くのは当たり前のことだ
・選択的夫婦別姓制度を安易に導入するのは危険だ
・皇室は男系男子でこれからも受け継いでいくべきだ
など日本の伝統や歴史を重んじながら、新しいものも取り入れていくという思想です。
一方で立憲民主党や共産党の支持者の方、朝日・毎日新聞購読者などは革新・リベラルの傾向が強いです。
・女性差別や蔑視は無くすべきだ。男女平等を推進する
・LGBTQの問題などにも積極的に取り組む
・消費税減税や教育の無償化など庶民によった政策を掲げる
など人権・平等などを重んじながら、政治を進めていく考え方です。労働組合などもこちらの考え方ですね。
多くの日本人は、強い政治思想を持たずに、状況や時代背景、報道のされ方に依存しながら選挙の投票行動などを判断していきますが、中には強い信念・思想を持って政治活動をされている方も稀にいらっしゃいます。もちろんそれは個人の自由であり、私はむしろいいことだと思っていますが、こと営業現場であればあまり深く入る必要もなく、どちらの話が出ても柔軟に対応ができるよう、日々政治問題に関心を持ち、話題にしっかりとついて行けるということが大切です。
②宗教の話題に関しては難しいですね。心の問題ですから、第三者があれこれいう話ではないので、自分から振る話ではないでしょうね。
③はもはや過去の話というか、プロ野球の熱狂的なファン自体が減っていますので、あまり話題に上らなくなりましたね。昔話で言えば、強烈な巨人ファンの社長がいて、巨人が負けた次の日は営業に行くな!なんていう話もありましたが今は特に気にする必要もないでしょう。
いずれにしても政治・経済の話、世界の動向などを大枠でしっかりと掴んでいることが大切です。
地上波、新聞、ネットニュースなどをバランスよく読むことが大切です。
新聞ひとつとっても、朝日新聞と産経新聞では論調が全く違います。マスコミのスタンスなどもどこに軸を置いているのか確認しておくことも重要かと思います。