選択と集中か?それとも分散か
皆様こんばんは。
限られた資源をどう使うのか?
選択と集中という言葉がよく使われた時期がありました。
確かにそうですね。人やお金がいくらでもあれば、自由に使えばいいですが、
そうはいきません。これだ!と思う分野に人もお金も集中投資して勝負に出る
という戦略は理にかなっています。
しかし、昨今の世界情勢を見てください。
特にエネルギーの分野はどうでしょうか。
つい先日まで脱炭素!で世界中でも盛り上がっていた車の電動化。
言わなくなりましたね。
それも当然。まずは各国、自分の国のエネルギーをどう確保するかで頭がいっぱい。
地球環境や脱炭素などと言っていられる状況ではなくなったのです。
ドイツはどうでしょうか。脱原発に一気に舵を切り、ロシアの天然ガスに依存度を上げた結果
どうなったでしょうか。
発電のことで言えば比較的分散していた日本は、まだマシです。しかし東日本大震災がなければ
原発依存度を上げて、偏ったエネルギー源になっていたかもしれませんね。
投資も同じです。
S&P500一本で勝負!ではやはり不安ですね。いい時はいいですが、リスクが高すぎます。
大災害、戦争、先が読めない不安定な世界情勢の中では、やはりリスクを分散させて、複数の選択肢が
とれるように意識しておくことが大事です。
とはいえ、餅は餅屋。我々中小企業はなかなかそうはいきませんし、余裕もありません。
それでも、特定分野の中で、細かくリスク分散するなど、意識はしておきたいものです。
そのあたりは次回書いてみたいと思います。